【 なぜK14なのか 】

誕生して間もないnokimですが、スタートした当初はK14という素材を中心にものづくりを始めました。K18に比べて硬度が高く傷がつきにくい素材であるため、日常で楽しんで頂くというnokimのテーマに最適と考えて採用しました。
誕生から1年が経過し、ものづくりが進んでいく過程において、素材についても見つめなおしました。身につけて頂く場面やデザインによって最適な素材は変わってくるのではないか。日常使いのデザインには硬くて丈夫なK14を、大胆な大振りのデザインには比重が軽くて気楽に使って頂けるSV925を、宝石を用いたトラディショナルなデザインにはPtK18を。すこしずつ、ものづくりも変化していきますが、ご理解いただきながら楽しんで頂けると幸いです。

ここでは、それぞれの特性についてご紹介いたします。

まず、nokimの中心となるK14ですが、一般的に知られているK18に比べて金の含有率が低い金合金です。K18は金の割合が75%(18/24)なのに対して、K1458%(14/24)です。K14の一番のメリットは、K18に比べ硬度が高く、頑丈で傷がつきにくいので、日常で気兼ねなくお楽しみ頂くデザインには適していると考えております。一方で、K18に比べて少しだけ変色が進みやすいというデメリットもあります。ただ、大切なのは、汗をかいた後には拭き取って頂く、直射日光に当たらないところで保管して頂く等のケアをして頂くことだと考えております。
K18は、日本のジュエリーでは一番なじみのある素材かと思います。K24ではやわらかいため、銀や銅を25%混ぜ合わせて強度を持たせた合金がK18です。金の含有率が75%(18/24)と高く、価値が高いので希少な宝石をあしらった様なジュエリーには適した素材だと思います。
SV925は、スターリングシルバーとも呼ばれ、銀の含有率が92.5%(925/1000)の銀合金です。金合金と同様に純銀ではやわらかいため、他の金属を7.5%混ぜ合わせて強度を持たせています。この割金に用いられる銅により、落ち着きのある特有の光沢感や色合いがみられるのが特徴です。また、スターリングシルバーは他の銀合金に比べてシルバー特有の硫化による変色がしにくく、金やプラチナに比べて比重が軽いため、ボリューム感のある大胆なジュエリーを普段使いで楽しんで頂くのに適しています。
Pt950は、プラチナの含有率が95%(950/1000)のプラチナ合金です。nokimの結婚指輪にも使用しております。日本ではPt900が一般的ですが、nokimでは特殊な割金を使用してPt900に比べて、純度がより高く、硬度も高いPt950を使用しております。

nokimの結婚指輪では、長く、お二人に寄り添える結婚指輪であって欲しい、そんな想いから、純度が高く、強度も強い、このプラチナを使用しております。
nokimの結婚指輪はK18の対応もしております。結婚指輪は1年365日常時ご着用していただきたいと想っております。その為、少しでも変色を抑えることから、結婚指輪に関しては、K14ではなくK18を推奨させていただきます。

上記をご理解いただいたうえで、K14でのお創りをご希望される場合は、対応させていただきますのでこちらからお問い合わせください。

まずは、お見積りさせていただきます。